コンクリートよりも超工期短縮&高コストパフォーマンスを実現した補強・補修工法「カボコン(CABOCON)工法」
昨今の床版や橋梁の補強・補修工事を担当している中で、もしかしたら当てはまる課題はないでしょうか。
・より低単価の素材を仕入れたい
・工期を早くしたい
・コンクリートよりも強く、メンテナンスがかからないようにしたい
今ふと見てくださる建築関係の皆様に朗報です。
弊社EARTH CREATEがその課題を解決できる工法が「カボコン(CABOCON)工法」です。
カボコン(CABOCON)工法とは
宇宙関連素材や航空機の構造材でお馴染みの「炭素繊維」を用いた、新技術の補強・補修工法です。
CABOCON工法の特徴
1.超工期短縮
超軽量のCCFP-CABOCONを接着するだけで工期が完了。工期を大幅に短縮することが可能です。従来工法では2か月かかるといわれた補修を1週間でやり遂げた例もあります。
2.メンテフリー
CCFP-CABOCONは炭素繊維素材のため、鋼板のように数年ごとにメンテナンスする面倒な手間が必要ありません。これまで腐食に悩まされていた海岸沿いの建造物などにも最適です。
3.安全・安心
炭素繊維の単位面積あたりの引っ張り強さは、鉄の役10倍相当。プレート上でも役6倍相当と、抜群の強度と耐久性を実現しました。載荷試験や輸荷重載荷試験などさまざまな実験の結果から、その有効性が確認されています。
4.コストダウン
運搬作業や、アンカーや鋼板を数人がかりで取り付ける作業、鋼板同士を溶接する作業など、これまで当然であった工程が必要ありません。運搬も取り付けも少人数で行え、大幅な省力化が図れ、実施コストを削減できます。
5.フレキシブル
L字型、筒形など、現場に応じたさまざまな形状のプレートをご用意してあります。また、コンクリートや鉄、木材、アルミ、FRPなどあらゆる素材を代わりに使うことも可能です。
カボコン(CABOCON)工法活用事例
構造物の種類を問わず、あらゆる場面で活用できるのもカボコン(CABOCON)工法ならではの特徴。高速道路やビルなどのコンクリート建造物や鋼構造物などに抜群の補強効果が得られます。鋼板では補強。補修が難しかった構造物も最大限に延命させれるようになりました。
吊り橋の補強
CABOCON工法では特殊構造である吊り橋の補強においても、その機能を損なうことなく補強することが可能。(主塔・ケーブル等の照査は不要)
橋梁張出床版補強
今までは補強が行えなかった箇所もCABOCON工法では補強可能。
橋梁桁・床版補強
補強による荷重増加もほとんどなく、短期間での施工が可能。
製油所のコンクリート柱の補強
限られた作業時間、狭小な場所で、火気厳禁の作業環境下においてもCABOCON工法では補強を行う事が可能。
炭素繊維について
炭素繊維は、鉄の約10倍相当の引っ張り強さを備え、質量は鉄の約1/40(同強度比)と非常に軽いのが特徴です。
比較でわかるCABOCON工法
工法名 | 炭素繊維集成板(CABOCON)接着工法 | 鋼板接着工法 | 鉄筋補強増厚工法 |
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概要図 | |||
工法 概要 |
コンクリートを幅70mm深さ17mm程度溝ハツリした床版上面部にエポキシ樹脂接着剤によりCCFP-CABOCONを接着した後、無収縮モルタルで溝部を埋め戻す構造。張出床版上面の引張力に対する補強をCCFP-CABOCONにて行う。 | 床版コンクリート上面に部にアンカーボルトを用いて補強鋼板を取り付けた後、エポキシ樹脂接着剤を注入し一体化を図る構造。張出床版上面の引張力に対する補強を鋼板(t=4.5mm)で行う。 | コンクリートを10mm程度切削した床版上面部に補強鉄筋を配筋した後、コンクリートで増厚した構造。張出床版上面の引張力に対する補強を鉄筋で行う。 |
適用性 | ・CCFP-CABOCONが軽量であるため施工が容易。 ・補強後の断面増加がなく、路面高の変更を要しない。 ・死荷重の増加がなく、主構造への影響がない。 ・補強後、更に耐力が要求される場合の追加補強が可能。 |
・補強後の断面増加は少ないが、舗装と鋼板の付着が悪いことから舗装がはく離する事がある。 ・死荷重が若干増加する。 ・鋼板の防錆対策が必要。 ・アンカーボルトが露出し走行に支障が出る場合がある。 ・舗装に亀裂発生する可能性が非常に高い。 |
・補強後の断面増加が大きく、路面高の変更を要する。 ・路面高変更に伴う付帯工事が生じる。 ・死荷重が若干増加する。 ・増厚コンクリートと既設コンクリートの付着確認が困難。 |
施工性 | ○ | △ | △ |
工期 | ・施工が容易であるため、工期超短縮が可能。 ・積層枚数が増加しても工程に大きな影響はない。 |
・施工が容易であるため、工期超短縮が可能。 ・積層枚数が増加すると工程が比例的に延びる。 |
・既設RC床版面などハツリや、新設コンクリートの打設等、大掛かりな作業が必要となり工期が長い。 |
直接 工事費 |
¥40,000/m2(Type-S 50×1.2mm@500) | ¥70,000/m2 | ¥60,000/m2 |
評価 | ・路面高に対する影響がない ・補強後、更に耐力が要求される場合の追加補強が可能。 |
・路面高に対する検討が必要 ・死荷重が若干増加する。 |
・路面高の変更が必要 ・取り付け道路においても変更が必要 ・増厚コンクリートと既設コンクリートの付着確認が困難。 |
比較すると、改めてCABOCON工法が非常に有用だとわかります。EARTH CREATE 株式会社では、多数の事例もご用意しておりますので、まずはお気兼ねなくお問い合わせください。