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Our Technology 工法紹介

ハイブリッドジョイント(伸縮装置)

独自の技術と構造により長期耐久性を実現

時代の移り変わりは早く、社会と技術の著しい進歩により都市整備が進み様々な道路が建設されています。 近年では、橋梁の長寿命化の観点から「耐久性」および「止水性の高い」伸縮装置が求められています。 ハイブリッドジョイント(橋梁用伸縮装置)はゴム技術とメタル技術を複合した画期的な伸縮装置です。 独自の技術と構造により「高止水」「低騒音」「快適走行」で長期耐久性を実現し、橋梁の長寿命化に貢献しています。

製品の特徴

  1. 止水性

    プレス加硫接着による一体成型で、高い止水性を実現しました。

  2. 走行性

    歯型形状により、快適な走行性が得られます。

  3. 耐久性

    縦型構造により、高い耐久性が望めます。

  4. 小さい橋から長大橋まで対応

    伸縮量600mm、最大遊間1230mmまで適用可能です。
    上記以外も別途設計できます。

  5. 全ての橋種に対応可能

    鋼橋、PC橋、RC橋及び斜橋、曲橋等の全ての橋種に使用可能です。

  6. 施工性

    工場組立することで、製品精度・施工精度の向上を実現。 施工時間の短縮・施工の容易化・コスト削減を図れます。

  7. 経済性

    純国産製品のためコスト削減を実現。
    長寿命でライフサイクルコストも低減できます。

  8. NEXCO適合品

    NEXCO適合品のため高速道路にも使用が可能です(3LⅡタイプ、CFタイプのみ)。

製品シリーズ

  • NSタイプ

    KT-060145認定

    NSタイプ
  • Sタイプ

    KT-060145認定

    Sタイプ
  • Lタイプ

    KT-060145認定

    Lタイプ
  • LLタイプ

    KT-060145認定

    LLタイプ
  • 3LⅡAタイプ

    KT-210067認定

    3LⅡAタイプ
  • CFタイプ

    CFタイプ

ハイブリッドジョイント(伸縮装置)各製品特徴

NSタイプ Sタイプ Lタイプ LLタイプ

プレス加硫接着

生ゴムの状態 プレス加硫接着中の様子 試験前・試験後

ゴムと鋼板は金型を用いて一体成型しています。
生ゴムの状態から高温高圧で加硫成形するため、鋼板と強固に接着されます。

JIS K 6256-2の試験要領に準拠した定期検査により、大きな引張応力を加えてもゴムは剥離しないことを実証しています。
※(一財)化学物質評価研究機構により実施

歯型構造

波型構造

タイヤは製品の斜線形状部分を通過します。 衝撃が分散し、騒音・振動が抑えられるため快適な走行が可能となります。
繰り返しの振動が起こらないため、製品への負担が少なく長期耐久性が望めます。

縦型鋼板

縦型鋼板

縦型鋼板で、表面の露出が極めて少ない構造のため、製品にかかる荷重負担が少なく、長期耐久性が望めます。
タイヤが鋼板にほとんど接触しないため、衝撃が小さく、騒音や振動を抑えられます。
製品幅が小さいため、地覆部の切欠き量を最小限に抑え設置することが可能です。

工場組立

工場組立

定尺品を一車線相当に組み立てているため、精度の高い高品質な製品を納めることができます。
現場での接続箇所が減るため、作業時間の短縮に繋がります。

ゴム形状

ゴム形状

伸縮時に、ゴムには張力がほとんど働かないため、長期耐久性が望めます。
ゴムは天端より下げているため、車両走行によるゴムの摩耗が起こらず長期に渡って使用可能です。
最大伸縮時でもゴムにストレスがかからないため、温度伸縮を原因とする破断が基本的に発生しない構造となっています。

使用材料

鋼材には、JIS規格のSS400を使用しています。
ゴムには、耐候性・耐オゾン性が高く、過酷な条件においても多く採用されているクロロプレン系のゴムを使用しています。

3LⅡタイプ

  • NEXCO合格品の中で最大級の伸縮量になります。
  • 鋼橋・PC橋・RC橋はもちろん、直橋・斜橋にも対応します。
    広遊間/大伸縮量に適応可能な製品です。
  • 止水材としてジャバラ状ゴムシートを採用し、滞水しないようにしました。
  • 止水材の接続にファスナー方式を採用することにより、任意の箇所での接続が可能となり、現場に合わせた施工分割が可能となります。
  • 使用環境による劣化に対する耐久性が向上するよう塗装をNEXCO仕様に変更しました。
  • 耐久計算に基づき製品高さ・長さを見直し、実物大疲労試験により繰り返しによる耐久性を確認しました。

止水性能試験

止水性能試験
証明内容
  1. 供試体は、施工要領書に従い作製されたことを証明する。
  2. 止水性能試験(標準30年+追加20年)の結果、所定の温度条件下での繰り返し伸縮負荷(50年相当分:連続試験18,000回、圧縮試験50回、引張試験50回)後、水張り試験によって漏水は認められず評価基準に合格したことを証明する。

(一般社団法人日本建設機械施工協会施工技術総合研究所発行の「伸縮装置止水材の伸縮性能および耐久性能証明書」より抜粋)

実物大疲労試験

試験体および伸縮装置部分に大きな変形や破壊が生じないまま、当初予定していた繰り返し回数610万回に到達した。

(JFEテクノリサーチ株式会社発行の「伸縮装置披露試験報告書」より抜粋)

CFタイプ

高い止水性

弾性シール材とゴムシートによる止水構造です。また、二次止水材を標準仕様としております。
工場にて一車線分を繋ぎ合わせて納品いたしますので、現場での接続作業が最低限で済み、漏水リスクを減らすことができます。

低騒音で快適走行

形状が歯型であるため、走行時の衝撃が少なく低騒音です。

NEXCO基準に適合

施工中(二次止水材設置) 施工後 地覆部

NEXCO平成23年7月の基準改定適合製品です。

こんなところで活用されています

  • 東名高速道路(補修)
    東名高速道路(補修)
  • 福岡208号(新設)
    福岡208号(新設)
  • 中央自動車道(補修)
    中央自動車道(補修)
  • 東北自動車道(補修)
    東北自動車道(補修)

施工手順(補修の場合)

  1. STEP 1

    カッター

  2. 斫り・溶断
    STEP 2

    既設ジョイント撤去

  3. 一車線組立品の吊り降ろし・配置
    一車線組立品の吊り下ろし・配置
    STEP 3

    据付

  4. レベル・直線性の確認
    レベル・直線性の確認
    STEP 4

    据付

  5. 配筋溶接
    配筋溶接
    STEP 5

    設置完了

  6. 取付完了(コンクリート打設前に養生)
    取付完了(コンクリート打設前に養生)
    STEP 6

    設置完了

  7. コンクリート打設
    STEP 7

    コンクリート打設

  8. 完成
    STEP 8

    完成

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