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ペーパースラッジ土壌改良固化材「ハーデン」

ペーパースラッジ土壌改良固化材「ハーデン」とは

  • 環境に負荷をかけない新しい改良材の開発を目指し、新しい発想のもと、土の固化メカニズムの研究から出発し、可能性をもとめて可能な限り多くの素材を用いて試験を積み重ね、環境負荷低減型土壌改良固化材「ハーデン」が完成しました。

  • 従来技術を超える可能性

    それぞれの素材の持つすぐれた機能性と、素材同士が組み合わさって生まれる新しい力が、八一デンの卓越した総合力です。さまざまな土木・建築工事現場において、従来のセメント系固化材や生石灰では満足できなかった条件下での固化・改良が可能となりました。
    今まで困難であった高含水比泥土や有機質土用の改良、植生を考慮した改良、作業周辺環境への負荷を抑えた改良など、厳しい条件下での改良に可能性が広がっています。

  • 循環型社会へのトータルでの貢献

    ハーデンを用いて改良するととにより、発生土を捨てることなく現場内再利用を積極的に進めることが出来ます。
    バーデンの材料には、製紙工場力から供共給されるフライアッシュ(ぺ一パ一スラッジ燃焼灰)建築現場より排出される石膏ポ一ド端材の分離粉体石膏、製鉄所から供給される高炉スラグ微粉末などリサイクル材、産業副産物材料を活用しています。
    バーデンを使用することはトータルで日本の循環型社会の構築に貢献するととになります。

ペーパースラッジ土壌改良固化材「ハーデン」の特徴

  1. リサイクル

    対象土を処分対象あるいは、産業廃棄物扱い(建設汚泥・がれき)することなく、良質改良土として現場リサイクルできます。

  2. 環境低負荷

    反応直後のpHは、セメント系あるいは石灰系より低く、表層部分は、比較的早く中性域に向かいます。

  3. 低pH

    マニュアル化された工程を行うことで、堆肥化が可能です。
    これにより、堆肥作成の熟練者を必要とせず、再現性の高い施工を実現します(発酵温度の管理・酸素供給のための撹拌・水分調整を行うだけです)。

  4. 即効性

    撹拌直後に始まる、物性の改良により、短時間のうちに対象土を移動させることが可能です。

  5. 持続性

    撹拌後、時聞をおいて始まる固化反応が、必要強度まで対象土を改良します。との固化反応はくり返し起こり持続性があり、再泥化を抑えます。

  6. 再掘削が可能

    対象土を処分対象あるいは、産業廃棄物扱い(建設汚泥・がれき)することなく、良質改良土として現場リサイクルできます。セメントの固化反応のような硬化改良とは遣い、後の再掘削、再利用が可能な状態に改良できます。

  7. 強度指定が可能

    添加量により、第4種・第3種・第2種・第1 種改良土への強度指定が容易にできます。

  8. 植生を考慮

    ポーラスな状態への改良が可能で、植栽の根の成長にやさしい固さが可能です。また、表土部分のph低減対策を行なうことで、より早く植生が可能になります。

  9. 低粉塵

    原料の粉体粒子が粗めである為、風による粉塵の飛散が比較的少ない。

未来を見据えた土壌リサイクル

  • 六価クロム溶出ゼロ

    環境低負荷型

  • 低 pH~中性域での改良

    植生を考慮

  • 固化反応による持続性

    再泥化を抑制

現場での施工例

  • バックホウによる改良

  • スタビライザによる改良

  • 移動式改良機による改良

  • プラント式改良機による改良

ハーデンの商品ラインナップ

  • ハーデンM

    原材料のもつ能力を一番バランスよく配合した標準タイプ。
    幅広い土質に適用できます。環境にやさしい、環境負荷低減型です。安心して使えます。

  • ハーデンS

    生石灰を多く配合したタイプ。
    有機分が多い土、含水比が高い土に適用できます。改良直後のpH は高めですので、落ち着くまで時聞が少し長くかかります。

  • ハーデンL

    pH上昇を抑えたタイプ。
    農用地、堤体盛土、植生用土など、強度はある程度我慢しても、pHを抑えたい場合に適用できます。改良直後のpHは低めですので、中性域に比較的早くなりやすいです。

  • ハーデンMX・SX・LX

    高分子を配合したタイプ。
    特に高含水の泥土、汚泥に適用できます。高分子配合により、阪水性能がより高く、即効性があり、より早く移動することが出来ます。

ハーデンの改良原理

  • 直後に始まる物理的改良

    高阪水成分[PS灰]が対象土中の水を吸着して、瞬時に含水比を下げる。水分接触反応成分[生石灰]が対象土中の水と水和反応をおとし、含水比を下げる。同時に、発生する反応熱により水分を蒸発させ、含水比を下げる。さらに、反応により土が膨張し、周辺土を圧縮し強度を上げる。固化材成分イオンと土中イオンが交換反応をおこし土が団粒化する。

  • 時聞をおいて始まる化学的改良

    ポゾラン反応成分[PS灰・石灰・高炉スラグ]と対象土中の水分、シリ力、アルミナ成分などがポゾラン反応をおこし、ケイ酸カルシウム水和物、アルミン酸カルシウム水和物などが生成され、土粒子聞を団結する。さらに結合反応成分[石膏]が加わることで、工トリンガイト生成反応がおき、針状結晶工トリンガイトが生成され、土粒子聞を団結する。同じくして、モノサルフ工一卜生成反応がおき、生成物により長期にわたり土粒子聞を団結する。水和反応成分[消石灰]が土中炭酸ガスと反応して炭酸化し、土を蝕密化する。

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